治療の流れ

1.電話予約 086-226-6500
 当院は完全予約制です。電話で来院日時をご予約の上お越し下さい。患者様のご希望が多い曜日(土・日)や時間帯によってはご希望に添えない場合があります。矯正治療はほとんどの場合で保険適応外の自費診療ですが,一部の症例で保険適応になることがあるため,初診時には全ての方に保険証の提示をお願いしております

2.矯正相談
 問診票を記入して頂き,患者様が最も気にしていることをお聞きして診察します。その後予想される治療の流れ,治療期間,治療費などについて大まかなお話をします。ご質問があれば何でも聞いてください。矯正治療は治療期間が長く,多くの場合で自費診療となります。そのため実際に治療を開始するかどうかはよくご検討ください相談当日に治療を開始することはありませんご納得していただいた上で治療開始を希望する場合は改めてお電話にてご予約ください

3.治療開始のための資料採得・診断
 X線写真撮影,印象採得(歯の型どり),口腔内・顔面写真撮影,だ液検査などの資料をとります。資料を元にして分析を行い,患者様の状態を診断します。診断結果により,治療方針が決まります。資料を取ってから診断までは約1ヶ月です。

4.第Ⅰ期治療
 成長期のお子様の場合,歯並びの治療に先立って上顎や下顎の正常な発育を促す治療を行うことがあります。これを第Ⅰ期治療と呼びます。第Ⅰ期治療によってその後の動的治療(第Ⅱ期治療)の難易度が軽減することがあります。治療中は月に1回の来院が必要です。

5.動的治療(第Ⅱ期治療)
 個々の歯を機能的・審美的に配列する治療です。主に大人の歯が全て生え揃った方に施されます。一般的にはブラケットという金具を歯面に接着して,針金の弾力で歯を動かしていきます。歯を並べる隙間が足りない場合は抜歯をして歯を配列することもあります。治療中は月に1回の来院が必要です。

6.保定
 矯正治療するしないに関わらず歯や骨は一生動き続けます。そのため装置を外した直後の位置に定着するように固定する必要があります。これを保定(ほてい)と言います。具体的には前歯の裏側に細い針金を貼り付け,取り外し可能な保定装置(リテーナー)を夜間に装着します。

裏側の細い針金は,虫歯や歯肉炎のリスクがあるため矯正治療による後戻りが最も起こりやすい時期を含めて2〜3年後に外します。しかしそれ以降ももちろん歯と骨は動き続けます。経時的変化は大小あれど誰しも起こり,歯並びだけ一生動きませんなんてことはありません。この経時的変化をできるだけ小さくするためには夜間のリテーナー使用を継続しましょう。