治療期間のめやす

Q.治療期間はどれぐらいになりますか?
A.治療期間の長短はそれぞれの症例によって千差万別ですので,一概に○か月ぐらいとは言えません。特に顎の骨自体が成長途上である子供さんの矯正治療では,歯並びの治療に先立って顎の骨の適正な成長発育を促す治療を行なう場合がありますので,何年にもわたる場合もあります。

二段階治療を行なう場合

 子供の矯正治療では,歯を並べる土台となる顎自体が成長・発育している途上にあります。ですので個々の歯を配列する治療に先立って顎の正常な成長・発育を促す治療を優先することが良くあります。この場合は動的治療のみを行なう場合よりも治療期間は延びますが,最終的な治療結果はより美しくなることが見込まれます。このような治療では治療の進行が人によってまちまちですので一概に治療期間がどれ位とはいいにくいので,気になるようでしたら矯正治療相談の受診をお勧めします。

動的治療のみの場合(第二期治療のみの場合)

 顎の成長・発育をコントロールする治療の必要がない成人の患者さんでは,むし歯や歯周病などの問題がなければすぐに歯の移動を伴う動的治療を行ないます。治療は歯にブラケットという金具を接着し,月に一回およそ2年〜3年かけて針金の弾力で歯を配列します。しかし矯正治療はそれだけでは終わりません。実は一度動かした歯は元の場所に戻る性質があるので,治療で並べた歯をその位置で留めておく「保定(ほてい)」が必要です。保定は動的治療にかかった時間と同程度の期間行なうのがよいとされているので,最終的な治療終了までにはさらに数年の期間が必要になります。保定期間中は数ヶ月〜半年に一回の来院をお願いしています。